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資料のはらわた ~「足寄動物化石博物館」編(No.013)~

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第十三回目は「足寄動物化石博物館」です。

さて、このコンテンツを楽しみにしている全国の大きいお友達の一人から質問が寄せられました。
 
Q.これまで写真には他の人が殆ど写っていないけど貸し切りにしてるの?
A.そんな訳あってたまるか
 
【解説】ゆっくり見たいから来館者の少ない平日を狙って見学に行っているのと、人が居ても写真に写り込みしない様に注意して撮影しているのです。

 気を取り直して今回もさくっとご紹介。
 


 

 「足寄」は「あしょろ」と読みます。歌手の松山千春氏の出身でもありまして、足寄の道の駅である「道の駅あしょろ銀河ホール21」には氏のコーナーもあります。余談ながら「千春ありが塔」と言う名前の展望塔があります。本人含めて誰か止めなかったのか。
 
 
 

 車両扱いなんですね。
 
 
 

 これは何ぞ(正解は後述)。
 

 
施設名:足寄動物化石博物館
URL:http://www.museum.ashoro.hokkaido.jp/
場所:〒089-3727 北海道足寄郡足寄町郊南1丁目29−25
休館日:毎週火曜日
開館時間:9:30~16:30
料金:400円
 
※主要道路に全く面しておらず、更に丘の裏側にあるので凄く見付け難いです。ローソンの裏側になるのでこちらを目印にしてグルグル回ればきっと見付かります。頑張って!
 

 因みにこの博物館の愛称は「フォストリーあしょろ」との事。足寄の里と言う意味なんでしょうか。
 
 

 受付から展示室に向かう通路です。右側には化石体験コーナーや実際に作業されているコーナーがあります(後述)。
 
 
 

 

 

 

 通路からして既に化石で溢れており、化石博物館の面目躍如たるや。
 
 
 

 遠くから見ると巨大なうぐいす餅に見えるんですけど、晶洞と呼ばれる自然現象との事。勿論、草餅でもありません。
 
 
 

 話の解る博物館だ。いや、結構あるんですよね写真撮影禁止とか予め許可が必要とか。自意識過剰なのか過去に嫌な事があったのか(恐らく後者)。尚、当コンテンツは全て受付で許可を頂いてから撮影していますよ!だって少年の心を忘れないだけで一応はきちんとした大人だもん!
 まぁ、真面目な話、ある程度は写真で拡散しないと誰も興味を持たないから来館者が増えないと思うんですよね。勝手に雑誌の記事にしたりして収益を上げるのは論外ですが、見て貰う為の資料館だったり博物館だったりする訳ですから、何らかの営業の足しになるとは思うんですよね。
 このコンテンツみたいに殆どを紹介するのもアレですが、これを機に興味を持ってあちこちの資料館なり博物館なりに足を運んでお金を落として頂きたいです。ついでに北海道土産も買うとイイよ!
 あと、こんなコンテンツで良ければ「ウチも紹介して欲しい!」とか考えちゃった資料館とか博物館のはっちゃけた中の人がいらっしゃいましたら是非総合お問い合わせフォームからご連絡を。暇な時にこっちサイドの中の人がそっちにお伺いして暇な時に記事に纏めてご紹介します(北海道内に限る・離島は除く)。あと、館内の空調とかおかしいなーと感じたら是非総合お問い合わせフォームからご連絡を(こっちが本業なので)。
 
 

 展示室です。天井が高く開放感が凄いです。
 写真中央の化石のレリーフは、デスモスチルスと言う名の哺乳類の祖先と考えられる「アショロア・ラテシコスタ」と呼ばれる足寄で発見された化石の産出状態を復元したものとの事。
 
 
 

 どうして北海道の中央部分に近い足寄で化石が発見されたのかを説明する第一のコーナーです。そしてパネルは鯨の化石が発見された場所の写真との事(手前の化石は発掘された鯨です)。
 
 
 

 2,500万年前の足寄は海だったんですって。足寄は海だった!北海道はバラバラ!日本海はまだない!日本は大陸の一部!説明の勢いが凄い!
 
 

 

 

 入り口にあったレリーフの「アショロア・ラテシコスタ」ってどんな生物なのかの説明コーナーです(因みにここから第二コーナーになります)。駐車場から玄関に続く道にあった石像はコレだったのか・・・。
 
 
 

 どう見ても縄張りを意識した臭い付けのポージングです。本人も、もっと状態の良い姿勢で発見されたかった事でしょう。それにしても・・・これは・・・。
 
 
 

 アショロア・ラテシコスタの子孫と考えられるデスモスチルスなんですが、そもそも最初は歯が発見されたみたいなんですけどこれがどの種類にも属さず、加えて歯とか頭骨とかの一部しか発見されなかったので、当時の日本領土だった樺太の気屯(けとん)で全身骨格が発見されるまでは二転三転したみたいです。
束柱類(そくちゅうるい)とは:最初に見付かった歯の化石が「束ねた=デスモス」「柱=スチルス」だった為に「束柱類=デスモスチルス」と命名されたみたいです(写真左側の蓮の実みたいなのが歯です)。

デスモスチルスの立ち位置は「動物界>脊索動物門>脊椎動物亜門>哺乳綱>獣亜綱>真獣下綱>真獣下綱>束柱目>デスモスチルス科」ですって。なげーよ。

 
 
 

 

 で、余りにも情報が少ない為に復元も諸説あるみたいです。ま、生体が発見されない以上、正解は出ないですよね。ロマンです。
 
 
 

 束柱類はデスモスチルスとパレオパラドキシアのグループに分類されるとの事。その骨格標本になります。
 左側の標本はスタンフォード大学の工事中に発見されたモノのレプリカで、中央の標本は岡山県津山市で化石好きの中学生(当時)が発見したモノのレプリカだそうです。いや、パネルに本当に「中学生(当時)」と書かれているんですよ。
 
 
 

 ざっくり言うと束柱類の親戚のカイギュウ(海牛)のコーナーです。元々はアフリカ生まれの哺乳類で象とか束柱類に近い「テチス獣類」に分類されるとの事。パネルにもありますがジュゴンとかマナティーも親戚みたいです。


 

 ここから第三コーナーとなり、鯨がメインの展示となります。そしてこれは鯨の骨格標本です。上はコククジラ(全長9M)で、下はミンククジラ(全長8M)との事。
 
 
 

 反対側も鯨の骨格標本です。上はツチクジラ(全長11M)で、下はマッコウクジラ(13M)との事。上記四種は北海道の付近の海に生息しているらしいです。そう言えば、世界遺産の知床半島の右側部分の羅臼町の漁港からホエールウォッチングが出来るクルーズがありましたわ。
 
 
 

 四頭の標本を正面から眺める。実際に見ると威圧感が凄いです。
 
 
 

 

 骨格標本の大きさに圧倒されてから、こちらの展示を見ると・・・何と言うか仕方が無い事なんですけど、圧倒的に残念。これはっ・・・!圧倒的っ・・・!圧倒的残念っ・・・!
 
 
 

 ここら辺から大型化が始まるんですかね。
 
 
 

 鯨も音波を使う種類が居るんですね・・・適当に大口を開けて餌を食べている訳ではなかったのか・・・。
 
 
 

 「アショロカズハヒゲクジラ」とは、足寄で発見されたヒゲクジラ類の新種との事です(間違ってもハレンチ学園に登場するヒゲゴジラではありません)。
 写真左側は化石から骨を復元して、更に筋肉を復元して、仕上げに生体復元した連続復元モデルです(一年に及ぶ復元プロジェクトだったらしい)。こう言う見せ方って面白いですよね。
 
 
 

 大型モニターがありましたが通り掛った途端にベストなタイミングでエンドロールが流れてしまい、残念ながらプロデューサーはMASAHIKO ISHIKAWA氏だけとしか内容は解りません(恐らく鯨関連だと思うのですが)。
 
 
 

 モニター前に設置されたベンチです。鯨の尻尾の形をしておりました。やりおる。
 
 

 他にもアザラシとかアシカの先祖の化石も発掘されているらしいです(写真は、一般的にそこら辺に居るトドの骨格)。
 
 
 

 これは「ホッカイドルニス・アバシリエンシス(和名:ホッカイドウムカシオオウミウ)」と言う名の、ペンギンに似た鳥類の化石です。でもペンギンの仲間では無い為に「ペンギンモドキ」と言う不名誉な名前も頂いているみたいです。ムカシオオウミウだったら今は何ウミウなのか・・・。
 
 
 

 やれやれ。みたいなポージング可愛い。
 
 

 第四コーナーは「足寄でみる地球の歴史」になります。足寄を中心として地球の歴史が解ります。
 
 
 

 「オンネトー」とは足寄にある湖で、根室の「温根沼(おんねとう)」とは違います。ここには「湯の滝」と呼ばれる不思議な滝があり、通常は深海でしか確認出来ない筈なのに、そこを流れる斜面でマンガンが勝手に生成されているんですって。
 
 
 

 で、そこで生成されるマンガンは単一電池で約60本分との事。単三じゃダメなのか・・・。
 
 
 

 

 白亜紀(Kreide)と第三紀(Tertiary)の境界線である「K/T境界層」の剥ぎ取り標本です。この境界層は日本で一箇所だけ(浦幌町川流布:うらほろちょうかわるっぷ)でしか発見されていなんですって。やるな北海道・・・。流石は試される大地(懐かしい)。
 
 
 

 北海道と言えば石炭。そして道東方面の石炭と言えば釧路炭田。この石炭の塊は太平洋炭鉱(こちらに関してはその内にレビューします)で産出されたモノらしいです。
 
 
 

 十勝の成り立ちに合わせ、人類の進化について化石等で最近(13万年前~1万年前)に近付いてきます。
 
 
 

 

 

 近隣から発掘された化石群が展示されています。因みに二枚目の写真の大きいのは鯨の骨の化石です。
 
 

 マッコウクジラの頭の骨がどーんと急に置いてありまして。
 
 
 

 恐らく背骨に繋がる箇所だと思うんですけど、真実の口みたいで怖いんですけど・・・。
 
 

 このブースは受付から展示室に繋がる途中にある、作業展示室・化石体験室です。
 
 
 

 作業ブースはこんな感じです。復元とかクリーニングとかには専用道具が無いので試行錯誤しているとか苦労話が書かれていた様な。
 
 
 

 

 これはシリコンの型に石膏とかを流し込み、化石や古生物のレプリカを作る体験コーナーです。興味深い・・・。大きいお友達だったら財力にモノを言わせてコンプリートするんだろうな・・・。
 
 
 

 

 マニアックと言えばマニアックではありますね。
 
 
 

 こちらは化石の発掘体験コーナーです。何が出るのかはお楽しみ。子供は勿論、大人も楽しめる工夫があって面白い博物館です。実際にご家族で体験していましたし。ナイトミュージアムとかも参加してみたいです。
  
 

 カップラーメンの容器を1,000Mの深さまで沈めると、その強烈な水圧で醤油スープ味が味噌バター味になるそうです。そうなんだ。

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