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資料のはらわた ~「苫前町郷土資料館」編(No.034)~

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第三十四回目は「苫前(とままえ)町郷土資料館」です。
 

 建物は、元は役場庁舎で当時としてはモダンな洋風建築だった為、この建物を保存する為に郷土資料館として改築したとの事です。

 この郷土資料館は、本館の裏側に考古資料館が接続されており、更に縄文文化・擦文文化・アイヌ文化の復元住居が敷地内にあります。この内容でこの価格。素敵です。

 熊がお待ちかねです。いやー、怖いよ。熊は。

 

 
施設名:苫前町郷土資料館
URL:http://www.town.tomamae.lg.jp/section/kyoiku/shakaikyoiku/lg6iib0000000lu6.html
場所:〒078-3701 北海道苫前郡苫前町字苫前393

休館日:月曜日(5月~10月末まで営業)
開館時間:10:00~17:00
料金:310円
 
 
 入ってすぐはヒグマがにっこりお出迎え!
 尚、彼は「渓谷の次郎」と言う二つ名で呼ばれています。勝てる気がしない。

 館の左側です。こちらは苫前町の歴史や例の事件(後述)についてのコーナーです。

 縄文時代から人が住んでいたらしく、江戸時代にはトママイ場所が開かれています。余談ながら、海沿いに設置された北海道最大の無数の風力発電風車は圧巻です。

 北海道と言えばヒグマ。ヒグマと言えば苫前。

 この苫前は有名な「三毛別(さんけべつ)羆事件」の現場です。さらっと書かれていますが、実際にはかなり酷い内容です。熊に悪気は無いんですけどね・・・。
 6人が亡くなったと記載されていますが、実は妊婦さんも亡くなられている為にお腹のお子さんを含めると7人になります。又、怪我を負った人も数年後に後遺症に苦しみ亡くなったそうです。

 こんな感じです。いやー・・・無いわー・・・無理だわー・・・。

 6日間に渡る惨劇は、延べ600人の討伐隊による活躍によって幕を下ろします。

 このサイズなら可愛いんですけどね。

 これだもの。尚、彼は「北海太郎」と言う二つ名が与えられている500Kgを超える巨熊です(三毛別羆事件のヒグマとは異なります)。
 この資料館から車で約30分の山奥に「三毛別羆事件復元地(http://www.town.tomamae.lg.jp/section/shokouroudou/lg6iib0000000ls1.html)」として、この三毛別羆事件が実際の現地で復元されています。途中に慰霊碑があった筈ですので、復元地からの帰りに是非、慰霊を。尚、この復元地への道は「ベアーロード」と名付けられています。ベアーロード・・・。
 あと、マジでヒグマの目撃情報とか普通に寄せられてますのでご注意下さい。第二の三毛別羆事件になるよ!

 


 
 「銃口」や「氷点」で有名な旭川出身の三浦綾子氏のご両親の生まれ故郷が、ここ苫前町なんですって。因みに祖父母は佐渡出身です。あと、旭川市に三浦綾子記念文学館があります。

 


 
 館の右側は農業・林業・漁業についてのコーナーです。


 

 

 

 

 ジャンル毎に大量の展示品が。尚、この郷土資料館では約700点に上る展示品があります。

 北海道の上半分の沿岸部では昔からニシン漁が盛んで、この苫前もニシン漁で栄えていましたが現在では大々的なニシン漁は行われていない筈です。でもここ数年で日本海側でニシンが増えているらしいので、乱獲しないで調整して漁業に励んで頂きたいですね。

 旧町長室は、現在では応接室になっています。誰が誰を応接するのかは謎ですが、この部屋では三毛別羆事件を題材にした「羆嵐(くまあらし)」と言うドラマが見れます。

 


 
 郷土資料館の裏側に考古資料館が併設されています。

 途中の特別展示室ではちょっと鉄分があります。

 常設展示室です。近くの遺跡から出土した遺物(約20,000点から選りすぐった遺物)を中心に、石器時代からアイヌ文化の頃までをパネルで説明されています。尚、ホール中央のトドと彼に何があったのかは不明です。

 展示物は小ぶりな物が多いですが、展示点数でカバーしているので見応えがあります。

 「ご職業は?」「マンモスハンターです」

 


 

 
 敷地内に縄文・擦文・アイヌのそれぞれの住居が復元されています。

 


 
 ナタがあっても勝ち目が無いと思うんです。仕事以外で山に入らない方が賢明ですよ!マジで!

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