このページでは、当社サービスの目的別でご案内しています。
当社では各種熱交換器の専門企業として補修・製作・改造・販売を行っており、お客様のご要望に合わせたサービスをご提供しています。
補修・改造
熱交換器各種の補修・改造をしています。
自動車・建設機械・農産業機械・船舶・空調・設備・発電機等々、様々な用途・種類の熱交換器に対応しています。又、遠く離れた北海道外からのご依頼も多く頂いており実績は豊富です。
一時的な補修から完全な補修まで、ヒアリングをきちんと行いお客様のご要望に幅広くお応えします。
事例:発電機用ラジエーターの補修
コア部の腐食による漏れ補修でご依頼頂きました。
基本的に発電機等の設備用熱交換器は使用年数が長い為、定期的なメンテナンスを必要とします。
本案件はコア部とタンク部の接続がボルトで固定されているボルトクローズタイプ熱交換器となり、その大きさからコア部も二枚を繋いで一枚のコア部にしています。タンク部は特に問題無く再使用出来ましたので、コア部を新品に交換して納品となります。
事例:建設機械用ラジエーターの補修
漏れ補修に併せたコア部の仕様変更でご依頼頂きました。
現品のコア部は一般的なコルゲートフィンタイプ(フィン部がくの字型)でしたが、お客様のご依頼によりゴミが目詰まりし難いプレートフィンタイプ(フィン部が一枚になっている水平型)に仕様変更しました。
コルゲートフィンタイプに比べますと能力が落ちるのですが、使用環境等をヒアリングした結果、比較的に冷涼な場所での使用との事でしたので変更が可能でした。
当社では仕様変更の際にはヒアリングを行い、それに見合ったご提案をしています。
事例:農業機械用ラジエーターの改造
漏れ補修に合わせた農業機械用ラジエーターの一部改造でご依頼頂きました。
現品は上下タンク部共に樹脂製でしたが基本的にこの構造の熱交換器は上タンク部の劣化が早い為、上タンク部からの漏れ補修に合わせて本案件では上タンク部のみをアルミニウム化しました。
下タンク部もアルミニウム化する事は可能ですが、内部洗浄等の今後のメンテナンスも考慮してこの形態にしています。又、下タンク部のみをアルミニウム化する逆パターンでも対応が可能です。
事例:エアコン用ファンコイルの補修
ファンコイルのU字箇所(Uベンド部)の破損でご依頼頂きました。
この場所は凍結による破損やウォーターハンマー(スチームハンマー)で破裂し易い箇所で、溶接補修のみで対応する場合とU字箇所を新品に交換する場合があります。
チューブの根元の破損でご依頼頂きました。
この箇所は比較的ウォーターハンマーやキャビテーションによる漏れが多く見られ、こちらも溶接補修で対応する場合と該当箇所を新品に交換する場合があります。
基本的に穴あきが集中して発生している箇所は、後々の影響も考慮して新品部品に交換して納品となります。
U字箇所の溶接補修と、U字箇所を新品交換した熱交換器です。
赤色が新品交換した部位で、青色が溶接補修した部位になります。破損が酷い場合には新品に交換し、それ以外は溶接補修等々と当社は状態に応じて補修内容を変えています。
尚、当社では原則として溶接する際には、銀を多く含んだ溶接棒(銀ロウ棒)で溶接補修をしています。強度も高く、溶接時に銀ロウが隅々まで行き渡るのが特徴です。
事例:エアコン用ファンコイルの補修
円形の空調用フィン&コイル式の熱交換器の漏れ補修でご依頼頂きました。
このタイプの熱交換器は内部にファンが納められており、円形にする事により全方位に空気調和を行う事が可能であり、且つ真っ直ぐに伸ばした状態で計測すると容量も比較的に多い事から、コンパクトでありながら高性能と言う利点があります。
本案件では部分的に破裂していた為、該当箇所を溶接補修して納品となります。
事例:船舶用クーラーの補修
船舶用の熱交換器の漏れ補修でご依頼頂きました。
チューブを押さえる役目とシェル内で内容物を綺麗に循環させる為の二つの役割があるプレート部が、振動で外れてしまいチューブと擦れて穴が開く事もあります。本案件ではこの症状によりチューブに穴が開いてしまいましたので、漏れ箇所を溶接補修後にプレート部も溶接して外れない様にして納品となります。
事例:船舶用クーラーのメンテナンス
船舶用の熱交換器の内外部洗浄でご依頼頂きました。
定期的にメンテナンスをしていても使用環境が厳しい為、数年ですぐに汚れて内部詰まりが発生します。本案件ではケースも一緒に入庫した為、ケースも綺麗に洗浄して納品となります。
事例:内燃機関用オイルクーラーのメンテナンス
設備用エンジンのオイルクーラーのメンテナンスでご依頼頂きました。
当社で定期的にメンテナンスさせて頂いていますので汚れや詰まりも酷くなく、比較的短納期で納品が出来ました。但し、内部洗浄の際の内部に残る水分を完全に蒸発させなければなりませんので、当日お預かりで当日納品は出来ません。
注意事項
- 種類・構造や状態・状況によって価格が異なります。お手数でも都度のお見積りをお願いします。
- 過去に他所の業者様で補修されていますと現状復帰に時間が掛かります。予めご了承下さい。
製作
熱交換器各種の製作をしています。
フィン&チューブ式、フィン&コイル式、シェル&チューブ式、プレート式等々、様々な熱交換器に対応しています(仕様によっては対応が難しい場合もあります)。図面があればそれを基にして製作し、現品しかなければそれを基にして採寸を行い新規製作しています。又、新規製作に併せての仕様変更も可能です。
事例:建設機械用ラジエーターの新規製作
漏れ補修に併せて新規製作でご依頼頂きました。
現品は冷却液漏れを起こした総アルミニウム製のラジエーターでしたが、お客様のご依頼により真鍮製ラジエーターに作り変えました(シルバー塗装しています)。取り付け用ブラケットも再現し、更に振動で破損し易い箇所を補強して納品となります。
本案件ではアルミニウム製を真鍮製へと材質変更を行いましたが、その逆パターンにも対応可能です。
事例:輸入車用クーラーコンデンサーの新規製作
部品の生産中止による、輸入車用のクーラーコンデンサーの新規製作でご依頼頂きました。
今では珍しい真鍮製のクーラーコンデンサーでしたが、国内では対応可能な真鍮製での部材は入手出来ない為に全てアルミニウム製での新規製作となります(材質は変更となりますが能力は殆ど変わりません)。
事例:整氷車用ラジエーターの新規製作
スケートリンクを磨く整氷車のラジエーターの新規製作でご依頼頂きました。
内燃機関は国内メーカー製ですがラジエーターは海外製で部品調達が難しい為、当社でご用意する事になりました。
現品はアルミニウム製でしたが、後のメンテナンスを考慮して真鍮製ラジエーターで製作しました。コア部・タンク部は勿論ですが、取り付け用サイドステーも全て新規製作して納品となります。
事例:パッケージエアコン用エアハンドリングの新規製作
施設用の冷暖房で利用される エアハンドリング の新規製作でご依頼頂きました。
ユニットに組み込まれている状態でしたが比較的計測し易い形状だった為、ユニットから外さずに現地で細かく採寸を行い新規製作・納品しました。全長が4,000mmとやや長めですが、これより長い製品にも対応可能です。
事例:パッケージエアコン用ファンコイルの新規製作
施設用の冷房で利用されるファンコイルの新規製作でご依頼頂きました。
新品が入手不可だった為、現品をお預かりして細かく採寸を行い新規製作して納品となります。
フィン部分が青いのは耐食性の高いフィン材料を使用している為で、お客様のご要望は勿論、使用環境やヒアリングから得られた情報を基に提案させて頂いています(現品はノーマルフィンでした)。
注意事項
- 全ての熱交換器への対応は出来ません。仕様によっては当社では対応が難しい場合もあります。
- 製作時には図面、又は現品が必要となります。
販売
特に自動車用熱交換器各種の販売をしています。
法人様は勿論、個人ユーザー様もご利用頂けます。又、自動車用熱交換器に特化したオンラインショップ(shop.radiator.jp)もご用意していますので、そちらも併せてご覧下さい。
事例:新品販売
ご注文を頂いてから当社で組立て・製作を行う新品販売をしています。新品販売では特に自動車用熱交換器のご依頼が多く、事業者のお客様も個人のお客様にもご利用頂いています。
自動車用商品が必要の場合には、車検証に記載の車両情報が必要となりますのでお手元にご用意してからお問合せ・ご注文下さい。
事例:リビルト品・アウトレット品販売
当社でリビルトした自社保証付きの商品や、新品アウトレット品をお求め易い価格で販売しています。
リビルト品は当社で判断して適宜部品交換や補修を行った製品となり、全て一定期間の保証付きとなります(商品によって保証期間が異なります)。
新品アウトレット品は様々な問屋様から大量仕入れした商品等で、未使用品の為にこちらも一定期間の保証付きです。特にアウトレット品は市場に流通し難い商品が多い為、掘り出し物も多数あります。
注意事項
- 全ての熱交換器の取り扱いを出来る訳ではありません。販売商品が無い場合には現品をお預かりしてメンテナンスとなります。
- 当社では中古品の販売はしていません。
- 商品によっては事業者様専用品の場合もあり、個人ユーザー様への販売が出来ない場合もあります。
- オンラインショップでは全ての商品を販売していません。目的の商品が見付からない場合はお手数でもお問い合わせお願いします。