当社の実績・実例16

  • 用途:除雪車用
  • 形状:フィン&チューブ式
  • 状態:フィン部分の腐食による脱落
    • 概要

       除雪車用のインタークーラーで、熱交換器の要であるフィン部分の腐食による脱落でご依頼頂きました。
       フィン部分で熱交換を行う為、この部位が腐食して脱落しますと冷却(又は加温)が出来なくなります。本案件では腐食したコア部の新品交換作業となります。

      フィンがボロボロになってオーバーヒートする。
      大半の熱交換器はコア部の新品交換が可能です。特に降雪地域では融雪剤の影響で腐食する事が多い為、春先にフィンの状態の確認をお勧めしています。
      インタークーラーでもコア交換が出来るだろうか。
      タンク部分を再利用して新品のコアへと交換が可能です。又、タンク部が破損していても補修で対応が出来る場合があります。

      作業内容

       フィン部分です。左側は腐食が少ないですが、右側は腐食して脱落しています。エア漏れは発生していませんが、前述の通りフィン部分で熱交換を行う為にフィンが無ければオーバーヒートしてしまいます。

       タンク部分をコアより切り離した状態です。この後、溶接する部分を中心を磨いて綺麗にします。

       取り付け箇所(本案件では四箇所のボルト留め箇所)がずれない様に予め製作しておいた専用の治具を使用し、タンク部を固定してコア部を溶接します。この後、フィン部分の腐食を少しでも遅らせる為に塗装を施して完成となります。
       本案件は小型の製品ですが、当社では大きいサイズの製品でも対応可能です。

      注意事項

      • 事故等でタンク部分が破損して歪んでいる場合には、取り付け位置の寸法が不明な為に若干の誤差が生じる場合もあります。
      • タンク部分が樹脂タイプの場合にはコア交換が出来ません。

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