当社の実績・実例17

  • 用途:船舶用
  • 形状:シェル&チューブ式
  • 状態:内外部汚れ・溶接補修
    • 概要

       船舶用エンジンの清水(せいすい)クーラーで、定期メンテナンス時に不具合が発見されたのでご依頼頂きました。
       この形状の熱交換器はケースから外さないと内部の状況の確認が難しい為、適正な運転時間毎のメンテナンスが欠かせません。本案件では内外部の洗浄の他、脱落したパーツや割れてしまった部位の補修となります。

      内外部が汚れていてオーバーヒートする。
      当社では数種類の薬品や高温の蒸気で綺麗に洗い流しています。特に船舶用では定期的な洗浄を行う事をお勧めしています。
      取り付け部が割れてしまい冷却液漏れを起こしている。
      サビが発生しない様に銀を多く含んでいる溶接棒を使用して、漏れ箇所を溶接補修しています。

      作業内容

       プレート部はかなり厚くて頑丈な材質で製造されておりますが、長年の使用では写真の様に割れる場合があります。本案件ではチューブに到達するまで割れてしまっており、このまま放置すると内容物漏れが発生します。

       内容物が通るチューブ(管)を押さえる板状のパーツが、振動によって削れてしまい脱落しかかっています。新品の状態では、板をパイプで挟み込んで押さえる構造となっており溶接はされておりません。その為、振動によって徐々にパイプが削られ板が大きく動いてしまい、大きく動いた分だけパイプが削られる悪循環になります。

       こちらも同じパーツで、板が脱落してしまい支持パイプも削れています。板が外れる事によってチューブに接触してしまい、チューブを削って内容物漏れを起こす事例もあります。
       本来であればパイプを新品に交換したいのですが、熱交換器の構造上の理由によってパイプの抜き換えは出来ません。その為、削れてしまっている箇所から板までを溶接して対応となります。尚、当社では脱落している場合は勿論、少しでも不具合が起こり得る場合には全て溶接して納品しています。

       大まかな洗浄後に板を適正位置に戻し不具合の出ている箇所の溶接補修を行い、最終的な洗浄を経て納品となります(写真は洗浄前の状態です)。仕事の混雑具合によって異なりますが、概ね5~10営業日程度でお戻しが可能です。

      注意事項

      • 完全に板が千切れてしまい原型を留めていない場合には、残された部分のみを溶接補修する対応となります。
      • 熱交換器単品の場合には簡易的な漏れ確認試験しか出来ません。

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