- 用途:発電機用
- 形状:フィン&チューブ式
- 状態:冷却液漏れ
- 使用環境に合わせた熱交換器が欲しい。
- 材質から見直したり形状を変更する事も可能です。
- 樹脂タンクが割れているが直るだろうか?
- 部品供給されていない場合でも対応可能です。
- 特注製作の為に通常補修よりもお時間が必要になります。
- 各所寸法が必要な為に現品をお預かりする事になります。
概要
エンジン付きの発電機用の熱交換器で、腐食による穴あきでご依頼頂きました。
発電機は陸上・洋上の場所や季節を問わず様々な場所で使用され、運転時間も長いので全体的に劣化します。本案件でも熱交換を行うコア部からの冷却液漏れの他、上部タンクの劣化による破損もありました。
作業内容
コア部のフィンが腐食により全体的に脱落しておりボロボロになっています。
材質はアルミニウムでリサイクル等では優位ですが、塩害に弱い為に本案件では真鍮製へと仕様変更になりました。
一番温度が高くなる上タンク部のホース口も劣化により破損しています。
部品の供給があればこの部位だけの交換が可能ですが、本製品は供給されていなかった為にコア部の材質に併せて真鍮製で製作になります(コア部がアルミニウムの場合にはタンク部もアルミニウムで製作になります)。
上タンク部は現品をトレースし、バラバラの状態から組み立てします。
現品との位置調整を行いながら各所を溶接してタンク部の完成です。
特注製作したコア部と製作した上下タンク部を組み上げ、漏れ確認試験後に塗装して完成となります(両サイドの固定用ブラケットは現品を再利用しています)。
注意事項